テレビ番組視聴日記

主にドキュメンタリー番組を見た感想を書いていきます。

BS1スペシャル「ゴミが教えてくれたこと〜あるごみ収集員の記録〜

BS1スペシャル「ゴミが教えてくれたこと〜あるごみ収集員の記録〜」

 

放送日:3月18日

視聴日:3月20日

制作年:2021年

制作:日本(NHK)

 

 

公式サイトより

コロナ禍で奮闘するゴミ収集員の日常をノーナレーションで伝える。ゴミ排出量が日本一街・横浜で、人知れず街を駆けまわりゴミと向き合い続ける男が見つけたものとは。 コロナ禍で奮闘するゴミ収集員の日常をノーナレーションで伝える。ゴミ排出量が日本一街・横浜で、ゴミ収集の仕事をする岳裕介。街が寝静まった深夜、回収車に乗り込み、人知れずゴミを集めて回る。黙々と目の前のゴミを回収し続け一日三トンのゴミを集める。「誰かがやらなければならない仕事だから」と語る岳。かつては『ゴミ屋』と蔑まれ、葛藤した日々があった。それでもゴミと向き合い続けた先に、男が見つけたものとは?

 

最近NHKのドキュメンタリーの番組説明に「ノーナレーション」という言葉が出てくるけどドキュメンタリーって割とそれが普通では……?

日本のドキュメンタリーがナレーション過多だよなあ。って思う時がある。

あれはよくない・・・フィルタがかかりすぎる。

けれど、NHKがあえて「ノーナレーション」という時は、テロップ山ほど付けてるって暗示なのかなと思ってそれはそれで身構える。笑

プレーン素材が一番好きでうs。

 

それはさておき。

 

ゴミ収集業者の男性。もともと、悪かった。「やんちゃ」という言葉で形容されるような若者だった人。

ゴミ収集業者の人を、粗末に扱う人々がいるという話をしていたけど

あれはほんと信じられないな。ゴミを集めてくれる人のおかげで、わたしたちのおうちは綺麗でいられてるのに。自分で焼却場まで運搬するの大変やで。というわけで、感謝と敬意の気持ちしかない自分には信じられないのであった。

 

分別についてびしっと言わなくちゃいけない時が何度もあって、この人はちゃんと毅然と人々へ伝える。

そこも含めて「やんちゃ」だった人だからつとまる仕事なのかもしれない。と思った。

 

気が弱く体力もないわたしは、この仕事をしてくれている人たちにとても感謝している。 

【日曜宇宙シアター】MF 時空の彼方S5:超大国崩壊の危機(二)

  【日曜宇宙シアター】MF 時空の彼方S5:超大国崩壊の危機(二)

放送日:3月7日

視聴日:4月3日

制作:ディスカバリーチャンネル

 

番組詳細
数人のテロリストで超大国を倒すことは可能だろうか。超大国は高速デジタル通信に頼った国防をしているが、デジタル装置に頼ること自体が我々を危険にさらしているのかもしれない。現在、世界中の科学者たちは、ボディーハッキングや脳にダメージを与えるインターネット依存などの問題に取り組んでいる。恐れるべきはテクノロジーへの攻撃ではなく、テクノロジー自体だとしたら?

 

 

時間を0.1秒とかちょっとズラすだけでGPSは使えなくなり(ずれるんじゃなくて停止するらしい)世界中をめちゃくちゃにすることが出来るだとか。

飛行機を感知しているシステムがちょっとでも正確さに欠けると空で事故がたくさん起きる、みたいな話だとか。

インターネット依存症の話で、ネット側が人間を依存させようと引っ張り込んでいる、というような話。ネットとかシステムにも、なんらかの生物のように意思があるんじゃないのか、と。(粘菌にも意思があるのと同じ感覚で見ていた)

そうだとしたら、何が目的で人間をこんなに引き摺り込もうとする?

人間にあってコンピューターにはないものは魂だから? 魂があるから人間は機械を使う側でいられる、使われてはいない。

という締めくくりで面白かった。

ディスカバリーチャンネルの国の人が「魂」の存在を信じていること、魂に言及することが面白かった。

魂の存在、科学で証明されかけているのかなあ。

 

わたしもゲームは魂を集めることが目的なのでは?ははは、みたいな妄想をしたことがあるので「やっぱりそうか!」みたいな画面に指をさして共感!って感じの気持ち。

 

コンピューターシステムは魂を奪って、使われる側から使う側になりたいのだろうか。

今いるこの場所からは否定も肯定もできない話だと思った。

創作のタネとして面白かった。

BS世界のドキュメンタリー 「父と子のタイムマシン」

BS世界のドキュメンタリー 「父と子のタイムマシン」

放送日:2020年10月6日

視聴日:2021年3月25日

制作年:2019年

制作国:中国

 

公式サイトより

京劇の鬼監督だった父が認知症に!?息子の馬良は、タイムマシンに父を乗せ、家族の思い出を再訪する人形劇を作り上げる。記憶と時の流れ、人生の喜怒哀楽を編む舞台へ。 上海を拠点とする馬良(Maleonn)は、「移動写真館」などの作品で世界に知られた芸術家。父の馬科は文革後、上海京劇院で80以上の作品を手がけた演出家だ。舞台への情熱は残るが、病が進行し家族の負担は重い。敬愛する父との共同作業を夢見る馬良は、等身大の機械じかけの親子人形が、タイムマシンで絆を深める演劇に取り組む。中国から世界に発信した話題作。

原題:Our Time Machine/中国 2019年

 

 

一見フランス制作のような雰囲気の作品だった。息子が作っている作品が、スチームパンク的な感じでおしゃれ。 

ヘダ号の奇跡 日本とロシア 幕末交流秘話

 ヘダ号の奇跡 日本とロシア 幕末交流秘話

 

制作:NHK(日本)

放送日;1月27日

視聴日:3月22日

 

番組内容
幕末の安政2年3月、ロシアのプチャーチン提督が乗った西洋式の帆船ヘダ号が伊豆の戸田(へだ)からロシアに出航。日露和親条約締結のため来日した軍艦が、安政東海地震の影響で沈没したのを漁民が助け、共同で新船を建造したのだ。続々と発見される新資料からは、鎖国の中、3千人の村に5百人のロシア人が来訪した驚きや、幕府の外交官僚との知られざる友情も明らかに。サンクトペテルブルク取材を交え日ロ友好の原点を描く秘話

 

めちゃいい話だったよ!

 

ロシアの船が来たんだけど、大地震が起きて津波になっちゃって船が壊れて帰れなくなった。

津波の絵はロシアのめちゃ絵がうまい技術者が書いてた)

船が壊れたから、作りたいってのを幕府にお願いして船を作った。

なんとか残っていた船の設計書?かなんかを見ながら、戸田(へだ)の人たちとロシアの人たちが協力して船を作った。単位が違うから苦労した模様。

日本の職人さんが斧を使わずにのこぎりを使うから木くずがでない、とかそんな違いがあったそう。

お互いに言葉と文字と音を書き合って、なんとか意思疎通をしようとした話だとか。

で、ここで造船技術を日本の人が学べて、のちのちここで活躍した職人さんが日露戦争で活躍した船を作っただとか。そんな話もありつつ。

 

その後、日露和親条約の話し合いの時、ロシアのプチャーチンと日本は川路聖謨、という人が行ったということだけど、お互いにお互いの紳士なところと頭の回転通い所を絶賛しあったそうで、とても心が温まる。川路さんが「私の妻はとても美人だけど江戸に残していてずっと合ってないから不安。どうしたら妻を忘れられるか教えて欲しいw」と冗談を言ったところ、プチャーチンも「わたしは何年も会ってない、あなたよりつらいよw」と返したそうで。なかなか心温まるやりとりだなあと思った。

ja.wikipedia.org

 

 

この地震の時に、日本人もロシア人を助けたし、

ロシア人も「医者が必要なら言って」みたいに日本人の助けになろうとしたとうことで

そこらでお互いに敬意を表するような、良い関係ができていったよう。

 

国とか色々と関係なく、困っている人を助けるということが本当に素晴らしいと思った。

 

4Kスペシャル「よみがえるポンペイ」

4Kスペシャル「よみがえるポンペイ

制作:2019年 国際共同制作(GEDEON Programmes / FRANCE TELEVISIONS/ NHK

放送日:1月25日

視聴日:3月15日

 

www4.nhk.or.jp

 

1時間半くらいあったので、なかなか時間が取れず、細切れで見ちゃってた。

 

再現ドラマ入り。以前もどこかで見たことがあるような感じだったけど、何度見てもこのドラマは結構すきです。

下水道があったり、今と変わらないピザ窯があったり、色々な商店があったりとかなり発展した文明と文化を持っていたポンペイという町。

ローマ時代はさすがだなあ。

その後、この文明が長らく失われてしまったのは本当にもったいない。

が、壁画に「生贄を捧げる」場面があったり、奴隷の話がナチュラルにたくさんでてきたあたり、ここらは闇深だし、あまり能天気にポンペイ賞賛しててもいけないなって思った。

再現ドラマも華やかで平和な絵が描かれ方ばかりしているけれどそればかりではないよね。

 

新しい発見としては、火山の噴火が8月の終わりだと言われていたけど、10月の終わりじゃないか説が有力になってきたということ。

部屋の中で火で暖をとっていた跡があったり、

すぐに消えるタイプの壁の落書きの日付が、どんだけ長く見積もっても10月だろうなってことだとか。あとは8月っていうソースはある男性の手紙か手記に書いてあっただけなんだけど、それ勘違いじゃねえの?ってことだった。

 

火山灰に石灰を流し込んで、亡くなった人の姿を再現したりしていた。

まだまだ遺跡の調査は続くんだろうなあ。

こうして、2000年くらい前のものがそのまま保存されてるってのは本当に面白いな。

 

にっぽんの芸能「幻の能”篁”復曲〜よみがえる執心の鬼〜

タイトル:にっぽんの芸能「幻の能”篁”復曲〜よみがえる執心の鬼〜

放送日:2021年3月12日

視聴日:2021年3月17日くらい

制作:日本(NHK)

 

www.nhk.jp

 

TVerより。

第六回復曲試演の会から▽【曲目】1.古演出による能「葵上」▽シテ=河村晴道ほか▽2.復曲能「篁(たかむら)」▽小野篁=味方玄▽後鳥羽院=片山九郎右衛門ほか

足利将軍や天下人らが能を愛してきた京都。この街の京都観世会館で今年2月、室町時代に途絶えた能「篁(たかむら)」が上演された。主人公は漢詩や和歌の才能を発揮しながら、地獄に通ったという伝説をもつ平安貴族・小野篁(おののたかむら)。歴史の波にうずもれた鬼の能をよみがえらせようと、研究者は古文書を読み解き、能楽師たちは謡や所作を工夫し、曲趣を生かす面と装束を選定した。現代に復活した幻の能の魅力を伝える。

出演者

【司会】高橋英樹,【解説】法政大学名誉教授 能楽研究家…西野春雄,【語り】池上季実子,【出演】河村晴道,大江信行,片山伸吾,有松遼一,岡充,森田保美,曽和鼓堂,谷口正壽,井上敬介,杉浦豊彦ほか

 

 

何気なくテレビをつけたら「小野篁」ということで、引き込まれて見ることにした。

二本立てのうちもう一つも、源氏物語に出てくる女性が嫉妬で生き霊になったという話で、そもそもの今回のテーマが「鬼」

篁の方も、恨みと霊的存在、みたいな話だったのでオカルト好きの自分にはとても相性がよかった。

 

解説と題材のおかげなのか、とても面白く、エキサイティング!な感じで見れた。

能は夢野久作の影響でずっと小学生の頃から興味があって、理解できるようになりたかったんだけど

何度チャレンジしても頭に入らず眠くなっていたので、今回楽しく見れた自分に驚いた。

自分が大人になったのか、題材が良かったのか。わからないが。

地味に思えていた舞台もとてもドラマチックで、なにより鼓の音がすごく場面を盛り上げていて「テンション高っ!!」「すげー!」ってなった。かっこよかったです。

能面も、不気味なモノの象徴として使われるものではあるけど、やっぱり表情が豊かで

篁の面も角度を考えて掘られた表情であるそうで、様々な能面が表情豊かに見えることにもすごく感銘を受けた。もちろん、演者が一流だからなのだろうけど。

 

幕間に挟まれる説明なんかも面白かった。

今回、「篁」の衣装に使われる袴は江戸時代の雷模様で(鬼滅の雷の呼吸を彷彿とさせる)、きんぴか模様でかっこよかった。

今回あえて江戸時代の衣装を使うのは、今のモノと素材が違うからきんぴかの光り方が違っていて、この江戸時代の光り方がよいからこっちを使うと言う話だった。

しかし、平安時代の話から見て江戸時代のアイテムを出されると、「最近のもんやなあ」と思ってしまうの、マジで京都にかぶれてしまったわいと思う。

 そういうものが使用できるほどきれいに残っているのは素晴らしいね。

 

能は現在200ー300くらい演目があるけど、やってない台本はその10倍くらいあるんだっけ?

そのうちの一つ、室町時代から公演されていなかった「篁」を台本を読み解いて復活させた、ってのが今回の舞台。

2年かけて演出を考えたりしていたようですごかった。

当時のものとは演出など、違うのかも知れないけど、室町時代以来の公演ってのはかなりアツいと思った。復曲エピソードだけでも1時間いける、というくらいドラマとして素晴らしいと思った。

 

今回の能が面白かったので、今後も興味がある題材を見つけたら、能を見てみたい。

そして能を見た後に、歌舞伎を見ると「えらいポップどすなあ」と思ってしまった。不思議笑

 

 

 

 

 

 

家、ついて行ってイイですか? 春の訪れ!運命の巡り合わせS P

www.tv-tokyo.co.jp

 

番組名:家、ついて行ってイイですか? 春の訪れ!運命の巡り合わせS P

 制作:日本(テレビ東京

放送日:2021年3月10日(水)

視聴日:2021年3月11日(木)

 

特に異印象的だったのがこれ。

【深夜の下北沢】
『伝説のシンガーソングライター!ミュージシャン憧れの生き様』

 

 

 

南正人さんのことは、不勉強ながら今回初めて知った方だったけどかっこよかったなー。

音楽もよかった。声もかっこいい。

細野さんと音楽作ってたんだ。

ステージ上で演奏の途中でギターの弦が切れて対応しようとした時に、お亡くなりになられ、

お線香をあげに来るお客さんにも悲壮感はなく。幸せな人だったのかな、と思う。

あのような人生に憧れる。

自分の人生もまだまだ長く何かを成し遂げられると思いたい。

日々に流されないように。

 

この番組は、取材された人たちへの敬意を持っているのがいいな。そういう編集、見せ方をしている。

どんなはちゃめちゃで、破天荒な人生を送っている人のことでも、「この人はこう言う人なんだ」「この人はこの人の素晴らしい人生がある」という視点でずっと撮影されているのがいい。

だから、この番組に出たいという人は多く、出る人も笑顔だったり和やかなのだろう。

 

今回はスペシャルに相応しく、一人の人の生き様を最後まで見届けることができる内容でとてもよかったです。ありがとうございました。